そもそもボトックス注射とは、ボツリヌス菌から抽出されたタンパク質の一種を、気になる箇所の表情筋に注入することで、注入した箇所の筋肉の収縮を制御し、表情じわなどの症状を改善させる治療です。
しかし、 これには大きな罠があります。
それは、ズバリ表情筋の判断です。
表情筋とは、読んで字のごとく表情をつかさどる筋肉です。
人の顔は複数の表情筋を使うことによって、様々な表情を作ることができます。
その時にできるシワが表情ジワです。
弾力のある肌であれば、シワができても元に戻ります。
しかし年齢を重ねて、肌に弾力がなくなってくると次第にシワが元に戻らなくなり、徐々に深く目立つシワになっていきます。
そこで、ボトックス(ボツリヌストキシン)を注入し、神経の伝達を抑制し、注入した部位の筋肉の動きを抑制し、表情ジワなどの症状を改善させるわけですが、ここに大きな落とし穴があるのです。
簡単に注入と言っても注入する場所や量を間違えてしまうと、表情消失や、形態変化などを引き起こしてしまうのです。
わかりやすく言うと、ほうれい線に注入した際注入ミスをしてしまうと、歯医者さんで麻酔を打たれた直後のように、水を飲むと口からこぼれてしまうという非常に大変な状態を引き起こしてしまうのです。
更にこの様なミスをしてしまうと現在有効な対処法がないため数か月間はその状態で過ごさなければならないという大変悲惨な事になってしまうのです。
当院にも他院で失敗された方などが多数来院されますが、現状でできる有効手段はするものの完璧に対処する事が非常に難しいのです。
それは簡単な事ではありません。
解剖学の知識、ボトックスの濃度や量、注入ポイントなどの多くの経験を必要とする技術が必要になってきます。
仮に解剖学の知識を一つ例に上げましょう。
図を見るとわかると思いますが、人間の顔には30 以上の表情筋があります。
これら一つ一つがどのような役割で、どのような状態であるか?さらには注入した際にどのような筋肉収縮が起きるか等、
解剖学的に判断することが必要不可欠となってきます。
この様に、解剖学だけではなく、注入の仕方や深さ、濃度など、あらゆる知識と技術が無ければ失敗に繋がってしまうという事です。
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